先日スポーツ協会から依頼を受けまして、諸富南小学校での講話をしてきました。講話自体はパラスポーツを通して、障がい当事者の理解にも繋がるようなそんな授業でした。主の目的は「ボッチャ・ゴールボール」を体験しようということでしたが、教会の計らいで、電動車いすサッカーも宣伝しよう!ということで、チームメイトが簡単な説明をして、私がパフォーマーとして、生徒にパスを出したり、回転キックをしてみたり、コーンを置いてその間にシュートをしてみたりとしていました。ゴールに上手く入ると拍手! すごく自然に歓声も聞こえたのが嬉しかったな。
その後は生徒に混じりボッチャたいけんでした。ボッチャの説明はここを参照
私は自分でも投球できるのですが、生徒に手伝っていただくことの大事さを伝えるために、敢えてそこはランプ(斜面台)を使わせてもらいました。ランプ上部にボールをセットし、ジャックボールとランプとの角度を生徒さんに伝えてランプを動かしてもらいます。(この時角度調整をする生徒さんはジャックボールを見てはいけない)そして私がセットしたボールを下からちょこんと上に押し出すと、ボールがランプを滑ってジャックボールへと転がっていきます。
3セット行ったのですが、セット終わりに転がったボールを取ってきてくれる生徒さんが2人いて、私に渡そうと取り合いが勃発。譲り合いも見れたし、これも良いなと思ったのでした。こういう子達が、障がい者と触れ合うことで、興味を持ってくれて後々の介護業界に来てくれることを密かに願いつつ、手伝ってもらった後は「ありがとう」と声をかけていました。

「私のような重度な障がい者でもこうやってスポーツができる!」
佐賀県独自の「さがすたいる」や今回のようなパラスポーツを当事者在きで伝えることって凄く大事な取り組みだと思う。幼き頃のインパクトのある講話は今でも覚えているものだから、そうなってくれたら有り難い。
私が20歳の時にラーメン食べながら友人たちに語っていた。講演会など、私たちが声を上げることで、当事者の仕事になり、自立することが出来るのではないかと。まさにその事が今出来つつある。こういう機会を絶やさないこと。そして、障がい者のみなさんが自信を持って、発表できる環境を整えることが、今の私たちの課題かなと思っている。本当に良い機会をいただいてありがとうございました。