昨日は、NPO法人しょうがい生活支援の会すみか様よりご依頼いただいた電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」の上映会がサンメッセ鳥栖で行われました。私は朝からサッカー用電動車椅子の試乗体験、映画上映後の監督含むトークショーに出演した。




いつもはストライクフォースに自分が乗って、お客様には今まで使用していたスポルトに乗っていただくのだが、今回は会場の都合で、ボールを蹴ることはできないと言われていた為、ならば、少しでもお客様に良い思い出を作ってもらいたい! そういう想いから、いつもと逆でお客様にストフォーに乗ってもらうことにした。最初は恥ずかしさからか、乗る方は少なかったが、お子さんが最初に乗ってくれて、電動車椅子の操作方法を丁寧に教えて、競技用のモードではなく、通常モード(自宅内仕様低速)で走行してもらった。アメ車だと聞くと大興奮。明日学校で自慢しよう!って言ってくれた。そこを皮切りに大人も性別・年齢問わず乗ってくださった。操作性に問題ない方もいたので、試しに速度MAXを体験してもらった。感想「すごいっすね!」と大満足されていた様子。その様子を見て、これはある程度の場所さえあれば、どこでもできる!と思ったのだった。結果、私が想像していた以上に1時間半で15名くらいの方に乗っていただいた。
昼食は控え室にてお弁当だった。そこで蹴るの制作者中村監督がお見えになった。リモートでは挨拶して、お話しさせてもらっていたものの、実際にお会いするのは今回が初。映画監督なんて人生で初めてで身近にはいない職種。そのためちょっと緊張した。しかし意外にと言ったら失礼かもしれないが、想像していたよりも普通に話せた。そんなに構える必要はなかった様だ。
お昼も食べて、いざ上映会へ。すみかさんのご配慮で、事前に「蹴る」を見ていた。しかしあれは3ヶ月くらい前。記憶を呼び覚ましながら初めから見直す感じで見ていたら、プレイ中の転倒シーンが。。。一度見ていたとは言え、「あ!」っと声が出そうになった。一瞬会場は静まり返る。まぁ初めてみる方には衝撃的な映像だろう。私も1〜2度かな、転倒したことはある。しかも施設駐車場のアスファルトで、かっこ良く魅せようとして空気が入ってなかったボールに乗り上げたカタチだった。6〜8名くらいで起こされる。も〜う恥ずかしいのなんのってなかったわ〜 それを思い出したが、プレイ中の転倒はキツい! なぜキツいかって? それはプレイ中に転倒したらメディカルチェックが入るため、そのプレイヤーは試合を続行できないからだ。(今は車高が低いストライクフォースが主流で低重心から転倒リスクは限りなく0に近づけることはできている)
ここで解説しても仕方がないので、百聞は一見に如かず。映画を是非見てほしい。次回は佐賀のどこか会場をお借りして、上映会をしたいと考えています! 乞うご期待!
上映会が終わるといよいよ、私も登壇するトークショー。それまで全然緊張してなかったが、ステージに上がったと途端に心臓の音が聞こえるくらい、ドキドキし始めた。久しぶりのステージ。折角依頼された芹田さんに報いたい! そんな想いで自分を奮い立たせ、ピンマイクをつけていざ出陣! フライング!w 進行役の方に止められたw 次はタイミングを見て〜 出陣!!
私は「蹴る」の感想や電動車椅子サッカーの魅力や、北古賀雄三ならではの実体験に基づく経験談などいろんな話をした。さらに来場者からの質問に答えるコーナーまで用意されており、会場が一体となった会となりました。